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はじめに───

キャンプでのくつろぎ時間に欠かせないのが「チェア」ですよね。
焚き火を囲んで仲間と話したり、自然を眺めながらコーヒーを楽しんだり───
チェアの座り心地次第でリラックス度は大きく変わります。

今回は、ハイランダーの「クライマックスローチェア」を実際に使ってみた感想をレビューしたいと思います。
以前ご紹介したWAQの「リクライニングローチェア」とも比べながら、シーンごとの使い心地もまとめてみました。
これから購入を考えている方はもちろん、「どんなチェアが自分に合うかな…」と迷っている方にも、少しでも参考になればと思います。
ハイランダー:クライマックスローチェアとは

ハイランダーとは、日本の大手アウトドア通販サイト「ナチュラム」が展開するオリジナルブランドで、手頃な価格帯と確かな実用性で人気を集めています。
今回ご紹介するクライマックスローチェアはアルミフレームを採用した軽量タイプ。重量は約4.05kg(収納袋込み)と見た目に比べとても軽量です。
シンプルながら、背もたれから座面にかけて流れるようなラインが特徴的で、座面は適度な張りがあり、焚き火やリラックスタイムに安心して体を預けることができます。
また、一般的なリクライニングチェアは3段階調整のものが多いのですが、ハイランダーのクライマックスローチェアはなんと4段階の角度調節が可能です。
たった1段階の違いですが、これが意外と大きなポイントとなります。「ちょうどいい角度が見つからない──」と感じていた方には、この4段階調整はかなり嬉しい機能だと思います。


それでいて価格は1万円を切るため、コストパフォーマンスの高さは申し分ないのです。
実際の使用感〜安定感とゆったり感

実際に座ってみると、軽量チェアによくありがちな「グラつき」が少なく、しっかりとした安定感があります。
座面はやや広めで、腰や太ももに余裕があり、窮屈さを感じないのが好印象です。
WAQのリクライニングローチェアと比べると、ひと回り大きいため、体格が大きい人や、ゆったり座りたい人によりフィットすると思います。
また、肘掛けの形状が流線型になっており、腕を置いたときにしっくりと収まる感覚がありました。
これは長時間の使用で地味に効いてくるポイントで、焚き火を眺めながらリラックスするシーンで特に快適さを実感できると思います。
WAQリクライニングチェアとの比較

では、現在愛用しているWAQのリクライニングローチェアと比べてみましょう。
- サイズ感:ハイランダーはWAQよりひと回り大きく、ゆったり座れる。
- 重量:ハイランダー(アルミモデル)は、WAQより軽く持ち運びが楽です。
- ヘッドレスト:WAQは高さ調節が可能だが、ハイランダーは固定式。(マジックテープで取り外し可能)
- 肘掛け:WAQは直線的、ハイランダーは流線型でフィット感が高い。
- 快適性:WAQのリクライニング機能は3段階、一方ハイランダーは4段階でハイバックの可動域が広い。
また、ハイランダーには、収納袋が付いているため設営や保管の際に傷が付きづらいというメリットもあります。


─比較表─
ハイランダー | WAQ | |
---|---|---|
リクライニング段数 | 4段階 | 3段階 |
重量 | 約4.05kg (アルミモデル) | 約5.3kg |
座面高 | 約30cm | 約25cm |
収納サイズ | 高さ約83cm、幅65cm、厚さ7cm | 高さ約72cm、幅64cm、厚さ8cm |
フレーム素材 | アルミ | スチール |
生地 | コットン(難燃・キルト風) | キルティング+ウレタン(難燃) |
ヘッドレスト | 硬め(マジックテープで脱着可能) | 柔め(脱着可能、高さ調節機能あり) |
肘掛け | 木製、曲線デザイン | 木製、直線デザイン |
その他の特徴 | 収納袋付き | ドリンクホルダー、ストレージバック付き |
耐荷重 | 約100kg | 90kg |


─活用シーン─
ハイランダー | WAQ | |
---|---|---|
焚き火 | コットン生地で火の粉に強い、座面が高いので若干焚き火と距離がある | 難燃性ポリエステル生地、座面が低いので焚き火との相性が良い |
食事 | 座面高約30cmでテーブルとのバランス良いが、ハイバックを起こしても直角にならず食事には不向き | 座面高約25cmでやや低めだがやや直角気味なので食事での相性が良い |
リラックス | 座面が広いくリラックスに向いている、4段階リクライニングで細かく調整できる | 生地に張りがあるため好みが分かれる、ハイバックの角度によりヘッドレストが調節できる |
会話 | 肘掛けが高めで姿勢が安定しやすい、長時間座っていても疲れにくい | 座面低めなので足を伸ばしてリラックスできる |
向いている人 | 大柄な人、よりリラックスを好む人 | 子供、小柄な人、チェアに貼りを求める人 |
上記はあくまでも2つのチェアを比較した表です。どちらが優れているというよりも、用途やキャンプスタイルによって最適解が変わります。昼寝や星空観察などリラックス重視ならハイランダー、張りのあるチェアを好み、焚き火や会話を楽しむならWAQといった使い分けが理想です。

組み立てと収納のしやすさ

組み立ては背もたれと座面を持って広げるだけのシンプル構造なので秒で完了します。
収納時は専用カバーに入れるのですが、このカバーが大きいので最初は入れづらさを感じました。
ただし、その分生地が擦れにくく、傷を防げるというメリットもあります。車載時に他のギアと重ねても安心できるのは嬉しいポイントですね。
しかし、そのうちこの収納袋は使わなくなるな〜と個人的に感じております…
使用中に気になった点
メリットが多いチェアですが、実際に使ってみると「ここは少し気になるな…」という点もいくつかありました。
まず一つ目は、座ったまま体を動かすと「きしみ音」がすること。大きな音ではないので使用に支障はありませんが、静かなキャンプ場では気になる人もいるかもしれません。
WAQのリクライニングローチェアではこの「きしみ音」がほとんどなく、より静かに使える印象でした。
次に、背もたれの角度です。ハイバックは4段階で調整できますが、一番立ててもWAQの中間ポジション程度の角度にとどまります。そのため、食事をしたり会話を楽しんだりといったシーンでは少し不便に感じるかもしれません。
リラックス姿勢に特化している分、食事用のチェアとしては物足りない印象です。
そして一番気になるのが、やはり収納時の大きさ。決してコンパクトとは言えず、車への積み込みや自宅での保管スペースを重視する方には不向きかもしれません。持ち運びのしやすさを優先したい人は、購入前にサイズ感をしっかり確認しておくことをおすすめします。
ヘッドレストは取り外しが可能。ただし、WAQのように高さの調節はできません。

こんな人におすすめしたい!
クライマックスローチェアは、こんな人におすすめできます。
- ゆったり座れるチェアを探している
- 軽量で扱いやすいモデルを重視する
- コストパフォーマンスを求める
- 車移動中心で収納サイズを気にしない
逆に、機能性を重視する人や、コンパクトさを求める人には、WAQの「リクライニングローチェア」の方が合うかもしれません。

最後に───

ハイランダーのクライマックスローチェア(アルミ軽量モデル)は、手頃な価格ながら快適な座り心地と扱いやすさを兼ね備えたチェアです。
肘掛けのフィット感や収納カバーなど、細かい部分にも使いやすさへの配慮が感じられました。
チェアはキャンプの快適さを大きく左右するギアです。
自分のスタイルに合った一脚を選べば、自然の中で過ごす時間がより心地よいものになるはずです。
今回のレビューが、みなさんのチェア選びの参考になれば幸いです───

最後までお読みいただきましてありがとうございました〜🎵
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