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はじめに───

キャンプは、自然に身を置き、日常を忘れて心をリフレッシュできる時間ですが、知らず知らずのうちに「やってはいけない行為」をしてしまい、自然環境を傷つけたり、ほかのキャンパーに迷惑をかけてしまうケースも少なくありません。
特に初心者キャンパーは「知らなかった」だけでトラブルの原因になることもありますし、ベテランでも油断すると落とし穴にはまることがあります。
今回は、意外と知られていないキャンプのNG行為を取り上げ、その理由と正しい対応方法を解説します。
快適で安全なキャンプのために、ぜひチェックしてみてください───
直火禁止を無視した焚き火

焚き火はキャンプの醍醐味のひとつですが、直火が禁止されているキャンプ場で地面に直接火をつけるのは大きなNG行為です。
地面の芝や土を傷めるだけでなく、火種が残って火事の原因となる可能性もあります。
直火禁止は自然環境を守るためのルールであり、決して「マナー」だけではなく「安全管理」の側面も強いのです。
焚き火台を使用し、耐火シートを敷くことで地面へのダメージを防げます。
火の後始末をしっかり行うことも忘れないようにしましょう。
夜遅くまでの大声・音楽

キャンプ場は自然の中で静かに過ごす場所です。
夜遅くまでの宴会や大音量での音楽は、他のキャンパーにとって大きなストレスになります。
特に小さな子ども連れや、ソロで静けさを楽しみに来ている人にとっては致命的な迷惑行為です。
「自分たちだけが楽しければいい」という考え方では、せっかくのキャンプ場全体の雰囲気を壊してしまいます。
キャンプ場によっては消灯時間や静粛時間が決められていることもあるので、しっかりルールを守りましょう。
焚き火を囲んで静かに語らうくらいが、むしろキャンプらしい時間の過ごし方です。
多くのオートキャンプ場では夜10時を消灯時間としています。その時間以降は、隣のサイトに音楽や話し声が聞こえない程度までボリュームを下げましょう。
残飯や生ゴミの放置

キャンプで出た残飯や生ゴミをテーブルやテントの外に放置するのは絶対に避けたい行為です。
食べ物の匂いに誘われて動物が寄ってくることがあり、野生動物との遭遇を引き起こす危険もあります。
また、悪臭や虫の発生など、次に利用する人に迷惑がかかることも考えられます。
ゴミは必ず分別し、持ち帰るか、キャンプ場指定のゴミ捨て場を利用しましょう。
フリーサイトでの過剰な場所取り

フリーサイトは、利用者が自由にテントを張れるのが魅力ですが、必要以上に広いスペースを占有するのはトラブルのもとです。
大きなタープを張ってほとんど使わないまま放置したり、後から来る仲間のためにテントや荷物で広範囲をキープするのもマナー違反といえるでしょう。
キャンプ場はみんなで使う場所です。最低限のスペースを確保したら、お互いに譲り合う意識を持つことが大切です
結果的に周囲との距離感も心地よくなり、快適なキャンプを過ごせます。
基本的にフリーサイトでは、テントとタープは1張り、それ以上は追加料金となります。
川や湖で食器を洗う
自然の中にある水場で洗剤を使って食器を洗うのは、環境への影響が非常に大きい行為です。
たとえ「自然に優しい」と謳う洗剤であっても、水質に悪影響を与える可能性があります。
基本的にはキャンプ場にある炊事場を使い、汚れは紙や布で拭き取ってから洗うようにしましょう。
油汚れはティッシュやキッチンペーパーなどで先に処理しておくと洗いやすく、環境にも負担をかけません。

動画撮影や無許可のドローン飛行

動画撮影のために無許可でドローンを飛ばすのは大きなトラブルの原因になります。
騒音やプライバシーの侵害だけでなく、航空法や自治体の条例違反になるケースもあるからです。
空撮を楽しみたい場合は、事前にキャンプ場に確認を取り、許可を得てから利用しましょう。
また、写真や動画を撮影するときは、自分のサイト内や風景だけを切り取るように意識したり、人が映らない角度を工夫したりすると安心です。
お互いに気持ちよく過ごせるよう、周囲への配慮を忘れないようにしましょう。
勝手に薪を拾う・枝を折る

自然の中だからといって、落ちている枝や木を勝手に持ち帰ったり、折って薪にするのはNG行為です。
地域によっては景観保護や自然保護の観点から禁止されている場合もあり、法令違反になる可能性もあります。
薪はキャンプ場や周辺の販売所で購入するのが基本です。
自然を守るためにも、ルールを守って利用しましょう。
ホームセンターやキャンプ場などで売っている薪は乾燥していて燃焼効率もよく、煙も少なくて快適に焚き火が楽しめます。

最後に…

キャンプのNG行為は、どれも「少しくらいなら大丈夫だろう」と思ってしまいがちなものばかりです。
しかし、その積み重ねが自然環境の破壊やトラブルの原因になり、最終的にはキャンプ場の閉鎖につながることもあります。
初心者にとっては「知らなかった」で済ませられない重要なポイントですし、ベテランにとっても「改めて気をつけよう」と共感できる内容だったのではないでしょうか。
キャンプは自然や人との調和があってこそ楽しめるアクティビティです。
今回紹介したポイントを意識して、誰もが気持ちよく過ごせるキャンプを楽しみましょう───
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最後までお読みいただきましてありがとうございました〜🎵