はじめに

キャンプの楽しみって、自然の中でのんびりと過ごす時間にこそあると思います。
焚き火を眺めながらコーヒーを飲んだり、星空を見上げてただぼーっとする時間──そんなときに、身体をしっかり預けられる椅子があると、リラックスの質がぐんと上がります。
今回ご紹介するのは、人気アウトドアブランド「WAQ(ワック)」のリクライニングローチェア。
実際に私自身が購入して使っているチェアで、これまでいくつかのアウトドアチェアを使ってきた中でも、特に満足度が高かった逸品です。
この記事では、実際の使用感を中心に、メリットやデメリットなどをリアルな目線でレビューしていきます。
ハイバック&リクライニングで「くつろぎ度」が段違い
このチェアの一番の魅力は、やはりハイバックとリクライニング機能。背もたれが3段階に調節できるため、そのときの過ごし方に合わせて最適な角度にセットできます。
焚き火を楽しむときはやや直角に。 食後のまったりタイムは中間角度に。 星空を眺めたい夜は最大リクライニングで…。
このように、シーンに合わせて座り方を変えられるのが本当に便利です。
しっかりと背中を支えてくれる安定感もあるので、長時間座っていても疲れにくいのが特徴です。



キルティング&ウレタン加工でちょっとした高級感
生地にはキルティング加工が施されていて、中綿のふっくらとした厚みとウレタンのクッション性で、やわらかな座り心地が感じられます。
お尻や腰への負担も大きく軽減されるので、長時間座っていても疲れにくく、焚き火を眺めたり本を読んだりと、くつろぎの時間がより快適になります。
断熱性にも優れているため、地面からの冷気が伝わりにくく、春や秋の肌寒い時期でも安心して使えるのもポイントです。
機能面はもちろん、見た目にもこだわった満足度の高いチェアなので、キャンプをより快適でスタイリッシュに楽しみたい方にぴったりの一脚です。
キルティングのステッチや素材の質感がアウトドアチェア特有の“簡素さ”を感じさせず、サイト全体の雰囲気もぐっと高めてくれます。
ロー設計で地面との距離が近く、安定感抜群

WAQのリクライニングローチェアは名前の通り、座面が低い“ロースタイル”設計です。
焚き火台との高さのバランスがちょうどよく、自然と炎を眺める姿勢になりますし、地面に近いことで体も冷えにくくなります。
脚部も太く、しっかりとしたフレーム構造なので、少し傾斜のある場所でも安定して使えます。
組み立て不要で持ち運びも簡単
キャンプ場に着いたら、まずサイトの設営ですよね。
ここで体力の半分を消費することになります…。
椅子も家族分設置するとなると、それなりに時間がかかります。
しかし、WAQのリクライニングローチェアは、組み立て不要でワンタッチで展開できるので手間いらずです。
持ち手が付いているので持ち運びがしやすく、見た目のわりに軽量で、重さは約3.5kgほど。
子供でも楽に持ち歩けるのが嬉しいポイントです。

車に積む際も、長さこそあるものの厚みはそこまでないため、うまく隙間に差し込むように積めばOKです!
高さ調節が可能なヘッドレスト付き


位置を自由に調節できるヘッドレストが付いているのも嬉しいポイントです。
頭や首の位置にぴったり合わせられるので、リクライニングを最大に倒したときでもしっかりと支えてくれてます。
ヘッドレストはワンタッチで脱着できるので、シーンに合わせて自分好みの姿勢でリラックスできます。
腰痛持ちの方は、ヘッドレストを腰当てのように使うこともできますよ。。
うれしい簡易クーラーバック&ドリンクホルダー


細かい気配りが感じられるこのチェアには、さらに「ストレージバッグ」と「ドリンクホルダー」まで付いているのです。
これが地味に便利で、ストレージバッグは簡易クーラーバックとしても使えるため、保冷剤とペットボトルを入れておけば、わざわざクーラーボックスまで立ち上がる必要はありません。


また、ストレージバッグにはループが付いているので、カラビナを取り付ければナイフや火吹き棒など、焚き火まわりで使う小物を引っかけておくことができます。
ドリンクホルダーもペットボトルやタンブラーがしっかり収まるサイズで、ちょっとした快適の工夫が詰め込まれているのも、このチェアの大きな魅力です。

ストレージバックは取り外し可能。肘掛けにつけることもできます!
どんなサイトにも馴染むカラーリング

WAQといえば、シンプルで無骨、でもどこか洗練された雰囲気のあるデザインが魅力です。
チェアも例に漏れず、「ブラック」「タン」「オリーブ」といった落ち着いたカラー展開で、ナチュラル系・ミリタリー系・北欧系など、どんなキャンプサイトにもよく馴染みます。
唯一の弱点は収納サイズの大きさ
実際に使用してみて、とても気に入っているチェアではありますが、正直に言うと、折りたたんだ状態でもそれなりにかさばるのが唯一のデメリットだと感じます。
他の軽量コンパクトなローチェアと比べると、収納時のサイズ感は大きめです。
とはいえ、車移動が前提のファミリーキャンプやオートキャンプであれば、特に大きな問題にはならないと思います。
快適性とのトレードオフと考えれば、十分に許容できる範囲です。



まとめ…持っていて損なし!
キャンプで一番使用している時間が長いのはチェアです。
だからこそ、座り心地にはしっかりこだわりたいものですね。
WAQのリクライニングローチェアは、その点で本当に満足度の高いチェアです。
実際に使用してみて「座り心地」「機能性」「デザイン」どれをとってもバランスが良く、長く付き合っていける一脚だと感じています。
収納サイズがやや大きめという弱点はありますが、それを上回る快適さがあり、「座る」という基本に真っ向から向き合って作られているギアです。
いい椅子を使うと、キャンプが変わる──まさにそれを実感させてくれるアイテムです。

最後までお読みいただきましてありがとうございました〜🎵